吉祥寺の風景をマインクラフトで再現!子どもたちが「武蔵野市長賞」を受賞しました

KEIO eSPORTS LAB.が主催する本格的なゲームクリエイティブコンテストで、TCS アトリエのメンバーが見事「武蔵野市長賞」を受賞しました。
子どもたちが自らテーマを決め、フィールドワークを重ね、全6回の制作セッションをやり遂げた約1か月間の記録をご紹介します。

コンテストについて

今回参加したのは、「第1回 KEIO eSPORTS LAB. マインクラフトコンテスト」です。KEIO eSPORTS LAB.・KEIO・TBeSが共同主催し、渋谷区・武蔵野市など京王沿線の9自治体が後援する、中学3年生以下を対象とした大会です。

応募テーマは 「京王沿線の好きな場所を再現してみよう」(自由制作部門)
作品は以下の5つの軸で審査されました。

  • 調べる力:テーマについてリサーチし、理解を深めているか
  • ひらめく力:独自のアイデアや発想が光っているか
  • つくる力:実際に形にする技術と表現力があるか
  • やりとげる力:最後まで完成させる粘り強さがあるか
  • テーマへの思い:作品にどれだけの想いが込められているか

子どもたちの挑戦:吉祥寺スシローをマインクラフトで再現する

きっかけは、電車の中の小さな気づきから

このプロジェクトのスタートはとてもシンプルなものでした。別の課外活動に向かう電車の中で、メンバーの子どもたちが車内広告でこのコンテストを発見し、「これ、やってみたい!」と自分たちで声を上げたのです。

誰かに言われたわけでなく、子どもたち自身が見つけ、自分たちで挑戦を決めた——そこにこのプロジェクトの大切なエッセンスが詰まっています。

フィールドワーク:まず「本物」を見に行く

テーマが決まった後、チームは11月に吉祥寺駅周辺へフィールドワークに出かけました。実際の街を自分たちの目で観察し、「どこを再現するか」をじっくりと考えます。

そして子どもたちが選んだのは——吉祥寺・パルコ8階のスシロー

「武蔵野市のあの場所が好き」「あそこが面白い」という、子どもならではの自由な視点が光ります。大人が選びそうなランドマークではなく、自分たちが実際に訪れ、好きな場所を選んだことに大きな意味があります。

全6回の制作:壁を越えてやり遂げた記録

制作は全6回のセッションにわたりました。その道のりは決して楽ではありませんでした。

「もう期限に間に合わないかも」
「これじゃあ街の雰囲気が出ていない…」

何度も壁にぶつかり、諦めかけた瞬間もありました。それでも、スタッフや仲間と気持ちを盛り立て合い、最後まで走り切ることができました。

完成した作品には、調べる力・ひらめく力・つくる力・やりとげる力、そしてその場所への思いが凝縮されています。

受賞:努力が形になった瞬間

応募の結果、チームは見事「武蔵野市長賞」(後援自治体である武蔵野市が設ける賞)を受賞。2026年2月22日にアリオ橋本で行われた表彰式に参加し、多くの方々にお祝いいただきました。

表彰台に立った子どもたちの表情は、とても誇らしげでした。「やり遂げた自信」と「最高の思い出」を手にした瞬間です。

この活動が育てるもの

TCS アトリエでは、マインクラフトを「ゲームで遊ぶ時間」ではなく、「創る・調べる・やりとげる」ための学びのツールとして活用しています。

今回のプロジェクトを通じて子どもたちが経験したこと:

  • コンテストを自分で発見し、挑戦を決める主体性
  • 実際の街に出てリサーチする探究心
  • 何度も壁にぶつかりながら完成させる粘り強さ
  • 仲間と励まし合いながら進む協働力

これらはマインクラフトを通じて自然に育まれる力であり、これからの時代に欠かせない資質でもあります。

次の目標:Minecraftカップへ

2026年4月からは、私たちが大きな目標として掲げる「Minecraftカップ」に向けた活動が本格始動します。

Minecraftカップは全国を13ブロックに分けて予選が行われる、大規模な全国大会です。今年の大会テーマは5月頃に発表予定。受賞の経験を糧に、チーム一丸となって挑戦していきます。

この場所が、子どもたちの「やりたい」を受け止める

電車の広告を見つけて「これやってみたい!」と声を上げた子どもたち。その一言がなければ、このプロジェクトは始まりませんでした。

TCS アトリエは、そういった子どもの小さな気づきや「やってみたい」という気持ちを、できるだけそのまま形にしようとしている場所です。答えを教える場所ではなく、子どもが自分で考え、動き、壁にぶつかり、それでもやり遂げる経験を積める場所——そうあり続けたいと思っています。

今回の受賞は、子どもたちの力が外の世界にも届いたひとつの証明です。しかしそれ以上に大切なのは、諦めかけながらも最後まで走り切ったという、誰にも奪えない経験です。

この活動は、子どもたちの熱意だけで動いているわけではありません。関わる大人たちの時間や知恵、そして地域のみなさまの関心と温かいサポートによって支えられています。この記事を読んで、少しでも「いいな」と感じてくださったなら、ぜひ一度、私たちの活動を覗いてみてください。

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